成長できるかどうかは「素直さ」次第
コーチャビリティ(coachability)とは、
指導やフィードバックを素直に受け入れ、それを自分の成長や改善に活かせる能力・姿勢のこと。
成長しない選手の特徴は、
「自分は間違っていない」「自分が正しい」という思い込みや態度が染み付いていることです。
GWはジムラッツに協力してもらい、静岡遠征へ行ってきました。
その中で、恒例のミーティングも実施。
毎回、あえてテーマは決めません。
そのときの選手の様子や反省、コーチ陣が感じていることをすり合わせるような形で進めています。
今回印象に残ったのは——いや、正直イラッとしたのが(笑)
新2年生たちの「素直さ」についてでした。
コーチの言うことに全部「はい!」と返事して、
ロボットのように従えと言っているわけじゃありません。
でも、一度「自分」を横に置いてみることは必要です。
今まで自分が信じてきたこと、教わってきたこと、
それがうまくいっていないときに、
「それでも自分は正しい」と突っぱねていては、成長は止まる。
自分のやり方が通用していない現実を受け入れる。
うまくいってない自分を認める。
その上で、アドバイスを受け入れる。
腹の底から話を聞く。
変わるかどうかは、自分次第。
これはバスケットの技術や戦術の話ではありません。
人としての土台をどう築くかという話です。
リジカーレでは、プレーの指導にとどまらず、
人としてどう成長していくかを何より大切にしています。
だからこそ、選手の考え方や言動にも真正面から向き合う。
ときには厳しい言葉を投げかけることもあります。
それは、「このままじゃもったいない」と本気で思っているからです。
注意やアドバイスは、ただの指摘ではありません。
それをどう受け取るかで、未来が変わる。
自分を変えていかなければ、格上には通用しない。
だからこそ、遠征のような特別な時間の中で、
少しでも自分と向き合える瞬間があれば、それは大きな一歩です。
今回の遠征が、
ただの試合のための遠征ではなく、
自分と向き合い、人として成長する一歩を踏み出すきっかけになっていたら嬉しいです。
そして、
コーチャビリティを持った選手に、少しずつでもなっていってほしいなと思います。









