【なぜリジカーレは制限のある練習を大切にするのか】

指導方針

選手には自由にプレーしてほしい。
これは、指導をする中でずっと変わらない思いです。

ただ最近、強く思うのは、
自由は最初から与えるものではないということです。

選手が成長するためには、
まず「制限の中でプレーを選択できる選手」になる必要があると考えています。

制限の中で引き出しを増やす

練習では、意図的に制限をかけています。

・この状況ではこれ
・今はこのプレー
・優先順位はこれ

自由にやらせる前に、
決められた選択肢の中で正解を選ぶ経験を積んでほしいからです。

この積み重ねが、
選手の中に確実に引き出しを増やしていきます。

制限は、自由につながる

制限の中でプレーさせたいのは、
選手を窮屈にしたいからではありません。

本当は、もっと自由にプレーしてほしいと思っています。

だからこそ、
「自由にやっていいよ」と言われた時に、
何も浮かばなくなる選手ではなく、
選べる引き出しを持った選手になってほしい。

制限の中で積み重ねた経験が、
自由になった瞬間の
クリエイティブな閃きや判断のスピードを刺激する。

そのための制限だと思っています。

制限を理解した上での自由と、
制限を無視した自分勝手なプレーは、
まったく別物です。

作戦を「実行できる選手」にしたい

制限の中でプレーする大きな目的の一つが、
作戦の遂行力を高めることです。

日頃から
「言われたことを、言われた形でやる」
経験を積んでいれば、

試合中に
「今はこれをやってほしい」
と伝えた時、

頭で考える前に、
体と感覚が反応できるようになります。

これは、試合の安定感に直結します。

どんなコーチにも対応できる選手へ

遂行力が身についた選手は、
将来、コーチや監督が変わっても対応できます。

戦術が変わっても、
求められる役割が変わっても、

「今、何を求められているか」を察し、
それをコートで表現できる。

これは、選手にとって大きな武器になります。

察する力・予測する力

遂行力を鍛える過程で、
自然と身についていく力があります。

それが、
察する力・予測する力です。

・相手は次に何をしてくるか
・味方は何を求めているか
・コーチは何を見ているか

これを感じ取れる選手は、
プレーの質が一段階上がります。

最後は、個の力も必要

もちろん、
最後の最後は個人の力が必要です。

1対1での打開や、
タフな状況でのシュート。

ここを否定するつもりはありません。

だからこそ、
遂行力と個の強さ、両方を育てたい

一見矛盾しているようで、
どちらも欠かせないものだと考えています。

自由は、積み重ねの先にある

制限の中でプレーするのは、
選手を縛るためではありません。

本当の意味で自由にプレーできる選手になるための、
必要なプロセスです。

これからもリジカーレでは、
制限の中で考え、選び、実行できる選手を育てていきます。