夏の期間ずっと僕が試合中怒っていたのは、以下2点。
①ディフェンスをしないこと。
②コーチの声やチームメイトの声と指示したプレーを無視すること。
夏の期間というか、これで基本怒ってます。
①ディフェンスをしないとは。
バスケットって点数が多い方が勝つのでオフェンスに目が行きがちですが、守らないとオフェンスの権利がないわけです。
オフェンスがあってディフェンスがあるのではなく、ディフェンスがあってオフェンスがあるのです。
オフェンスの調子の良し悪しは存在しても、ボールを扱わないディフェンスの調子の良し悪しは存在しません。
ディフェンスが悪い時の答えは簡単で、シンプルにサボっているだけです。
「サボる」の中にもたくさんの項目がありますが、
単純に頑張らない。
チームルールを守らない、忘れる。
仲間を助けるヘルプディフェンスをしない。
リバウンドを戦わない。など
バスケットをやる上で、ディフェンスをするのはマナーです。
流れを産むのもディフェンスです。
オフェンスからの流れも存在しますが、シュートを決めても決め返され続けたら、、、
シュートが入る流れが止まったら。。。
オフェンスの調子が悪いからディフェンスをやらなくなる、シュートが決まって安心してディフェンスを忘れる。
これがよく発生して怒ってました。
安心するのは勝ってからするものです。
ディフェンスも流れも、何事もやり続けて掴みに行って掴み切らないといけないのです。
②声や指示を無視する
後半の開始やタイムアウト時に「次はこのプレーをやろう」「君はこう動いて」と言ってコートに出て行って、最初のプレーで忘れたりするわけです。
恐怖です。頭も抱えます。
プレー中にベンチからの声や、チームメイトの声を聞いてない。聞こえてないのではなく、聞こうとしてない。
姿勢の問題です。
言ってやってくれなくて、言って聞いてなくて、聞いてたけどやらなかったと言われたり。
無視や反応がないって一番傷つきますね。
監督から出た指示を遂行する。
遂行力がそのまま選手としての表現力や能力として、チームとしてのチーム力として表れます。
無視しながら勝ち上がるチームなんてないわけで、カテゴリーが上がれば尚更です。
チームでプレーしてる分、リジカーレでプレーしているからには、勝つためにチームプレーをするのが大前提です。
前提を身に付ける。
育成ってこの作業の連続です。
話を聞くとか聞いて実行するっていうのは、
気づく力とか気が遣えるに通ずるのかなとも思います。
チームでプレーするということは
自分のやりたいプレーだけする。とか、自分の世界に籠る。とかではなく、
チームのやりたいプレーをするために、自分とチームをつなぐんです。
僕としては、個性も伸ばして欲しいし、飛び抜けた存在になって欲しいんですが、
個性も出すタイミングが大事だし、飛び抜けるとかはみ出した存在になるにはまずははまるとか我慢するってことが重要です。
守破離の「守」です。
バスケIQとはこういう要素がでかいです。
ルールを守って遂行するとか、勝利のために我慢するとか、個性を隠して然るべきタイミングで表現する。
みたいなことを学び高めるってことは実生活ではなかなか体験できないことだし、バスケを通してこれを実装するのはとても価値のあることだと考えています。
やらせることと見守ることのバランスを常に考えていて、
やらせ続けるとやらされ慣れるし、見守り続けると何も始まらなしし。。。
ただ勝つことだけを考えたらやらせ続ければいいだけなんですが、先を考えた場合そんな悪趣味なことはできないし。
痺れを切らして真剣に向き合えと煽ると加害者と被害者みたいな雰囲気になり笑 (本当は全然笑えないですよ)
そんなこんなをひたすら繰り返し、少しずつみんな自分やチームと向き合えるようになっていき、
いいチームになっていけたと思います。
葬儀中?ですか?くらい暗いベンチが、祭りのように盛り上がれるようになったんだから、
チームとしてステップアップできた証拠です。
自分としては痺れを切らし続けて、慣れない怒りを表現して、自分を見失いかけた夏でしたが笑
逆を言えば、みんなのお陰で慣れないことへ挑戦させてもらえて、また成長できたと思ってます。
ありがとう。
