5期目の卒団式を終えました。
今期は小6からのO君と中1からのKちゃんのチーム。
関わったからにはみんなのチーム、みんなのリジカーレという大前提の考えがあるし、卒団するまで一言もそんな事を本人にもチームの前でも言ったことはない。
しかし今回は特別に労いの言葉を送りたい。
O君Kちゃん共に同学年が長らくいない中、Kちゃんに関しては男子多数女子1人なんて特別な状況で、男子の人数問題は挽回できたが女子に関しては公式戦に出れるか出れないかの瀬戸際を彷徨い続けても辞めずに戦ってきました。
2人とも良くぞ頑張ってくれました。
なんとなく多い方、誰かが言ってるからとかで流されるのではなく、マイノリティな状況であっても自分の意思を持った行動を、できないからやらないのではなくやってみる精神をやり続ける精神を、チームをまとめる強さと優しさを持ったリーダーシップをリジカーレらしさを忘れずこれからも続けてほしいと思います。
公式戦での結果が出てないので実際このチームはどうなんだ?と
思われても仕方ないのですが、個人的に成長してくれたと思う点を1つ紹介。
小6から関わったO君は中2の途中くらいまで試合でうまくいかないとボールを叩きつけたり審判にボールを投げつけたり睨みつけるは、練習メニューもろくに覚えられない。コミニュケーションのコの字、リーダーシップのリの字もなかった鼻垂れ幼稚園児みたいなもんでしたが、不可解な審判のコールでも我慢できるようになったし、リーダーシップを取るという行為の過程でコミュニケーションも取れるようになりました。
チームメイトへの、ベンチでのプラスの声かけ、相手チームへのリスペクト、試合中の振る舞いなど小6の頃を知ってる分成長した姿は嬉しい。
なぜ審判に対しての振る舞いを治さないといけないのか?
なぜコミュニケーションが必要なのか?
なぜリーダーシップが必要なのか?
それぞれたくさんの要素が含まれていて、例えば審判に対しての振る舞いを治さないといけないという中には、試合運びが有利になるような審判への考え方、自分のメンタルコントロール、チームメイトへ与える影響など色々ありますが、都度都度起こった現象、やってしまったことについて説明して納得してもらい身についていったなと思います。
このなぜ?をうまく説明できること。
君は、君たちに今必要なもの、これから必要なものは何かを伝えられること。
理屈と理屈抜きの気合いと根性。
これがリジカーレかなと。
コーチとして謙虚に伝える技術を磨かないといけないけど、選手としても受け止める器がいるわけで。
その器を広げるために人間性が必要不可欠。
最初は言ってることの意味がわからなくとも、人間が育っていくと理解できていくんじゃないかと。
人間が育つと選手の質も上がっていく。
もう一つ嬉しかったことは、OBが卒団式に来てくれたこと。
良い文化、良い流れをもっと作っていきたいと思います。
